誘拐未遂

2002年12月21日
 先日、ヘビーなつわりでダウンしている
嫁さんの代わりに、怪獣一匹とともに
最近、出来た某ショッピングセンターへ
御歳暮を選びに行ったときの話です

ひととおり、嫁さんからメモ書きされた
物を注文し終わって、人混みの中の
御歳暮フロアーからフードフロアーへ
移動中に手を繋いでいる怪獣に
お腹すいたかぁ? のど乾いてないかぁ?
の問い掛けに無言のままの怪獣に??
どうかしたのかと見ると な、なんと!?
怪獣が小学校の高学年か中学生くらいの
女の子に変身していた

?????????!・・・・・・??

我が子だと思い手を繋いで、振り返ると
見ず知らずの女の子の手を引っ張り歩いて
いたみたい?

とっさに出た言葉が
ぇっえーと、君はどうしたのかな?
この一言でもういっぱい、いっぱい

あまりの恐怖で顔は引きつり、今にも泣き出し
そうな目を見たら、全身が一瞬にして凍り付き
汗ばんだ手を放して、走り去りたい衝動に
駆れた

っと背後から、すみません、うちの○○ちゃん
に何かご用ですか? その娘の母親だった
はっと我に返り、汗ばんだ手を繋いだままで
事の成り行きを説明し、謝罪すると
大きな手をした二歳半のお子さんなんですね
の嫌みの捨て台詞を残し去っていった

呆然としばらく、独り佇んでいると
迷子の案内が流れたのを聞くや否や
怪獣だと確信し、迎えに行くと別の子だった

もしかして、逆に誘拐されたんじゃ等と
あらぬ事で不安になりながらも
いつものことと思いながら、おもちゃ売り場
を探すも見つからない

迷子になると決まって、おもちゃ売り場か
ゲーセンにいるんだけど、どこにもいない
オロオロしながら、背格好と特徴を伝え
罪悪感と自己嫌悪に陥りながら自身も
必死で探すこと一時間半後
女性の下着売り場であどけない笑顔を振りまき
試着室を自由に出入りする男の子がいる
との通報
感動の再会に涙することを予感しつつ
私の顔を見るなり、音量豊かな第一声が
プワァプワァ、このオネイチャンの
オップワァイでかいよぅ
と指さした先の試着室から
出てきた娘はぬわ!!なんと間違って手を
引いたあの娘だった

周囲の殺人的な視線から逃避するべく
捜索隊に礼を言う間もなく
猛ダッシュでその場を後にした

帰宅したらしたでバカ怪獣一匹
満面の笑みで嫁さんに報告
オップワァイ、イップワィ見たよね
プワァプワァもイッチョに見たよね

懐疑心で満ちた鋭い視線が傷心に突き刺さり
素直に白状すると変態、
ロリ男、病的呼ばわり


師走によくある風景だと自己解釈に
努める日々を過ごす今日この頃です

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